暮らしラボゆくり

3人姉妹の母。暮らしを簡単、楽しく、Happyにするモノ、コト、ヒントを書いています。暮らすことは実験と同じ。こうしたらどうかな?を試してよりよい暮らしを目指しています。

片桐はいりに学ぶ。身体の力を抜いて楽に生きる方法。

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普段はテレビを見ないわたしですが、先日、面白い番組を見て、久しぶりに興奮しました。

それは、NHK「switch  インタビュー達人達(たち)」。朝ドラ「とと姉ちゃん」にも出演中した女優片桐はいりさんと武術研究者の甲野善紀さんの対談です。

演劇と武術。なんだか遠い関係にありそうですが、甲野さんに言わせると、かなり近いものなのだとか。

わたしも、昨年から整体に通いだし、ますます身体の面白さに魅せられています。身体と心、生き方にまで及ぶ今回の対談。録画出来なかったので、記憶を頼りに(なので細かい描写は違うかもしれません)ですが、印象に残ったことをまとめました。

身体に反応するこころ

対談の前半は甲野さんの道場で行われました。対談しながらも、色々な技を見せてくれる甲野さん。

その中ではいりさんは、両手をある形に組むことで、恐怖心を減らすことができるポーズを教えてもらいます。恐怖心は横隔膜が上がることによって起きるので、横隔膜を強制的に下げることで、恐怖心から逃れることができるそう。

こころを無理に変えようとしないで、身体からアプローチすることで、逆にこころを変えてしまう。

わたしの通う整体でも、呼吸を整えることによって、集中するあくびを積極的にすることで、身体の力を抜く(リラックス)、など、身体からのアプローチでこころのありようを変えていきます。

もっと身体を積極的に使うことで、私たちの気持ちはもっと楽になれるのではないか、そんなことを考えさせられる場面でした。

力を抜いたら生きるのが楽になった

はいりさんは一時期、舞台の両袖に頭痛薬を置いているくらい、頭痛もひどく、緊張で爪が身体に食い込んでしまったりといったことが日常だったようです。

ところが、コンテンポラリーダンスを始めて、それでは踊れないことに気づきます。力を抜いて、抜いて、抜いて、、、いった結果、日常を生きるのがとても楽になったそう。

駅の階段も鼻歌まじりで上れるようになって、50代の今が、一番身体が動く。これからがもっともっと楽しみ、とおっしゃる姿が印象的でした。 

身体を上手く使えば

甲野さんも、どれだけ無駄な力を使わないか、ということがすごく大事だとおっしゃっていました。

見せてくれたのは、身体にたった1本の紐を巻き付けるだけで、重いものが軽く持てるようになったり、腕の力を使えなくさせることで、逆に重たい身体を持ち上げたりといった、身体の使い方のコツ。

無駄な力が入っているばかりに、わたしたちは自分の身体の持つ潜在能力を上手く引き出せていないのだということを、突きつけられた場面でした。

おわりに

わたしは、妊娠・出産を体験して、普段は頭で動いているけれど、身体ってすごく動物的というか、自然なものなんだと感じていました。その身体、もっと上手く使ってあげれば、もっともっと、楽しく、楽に生きられるんじゃないか。そんなヒントが詰まった番組でした。

妊娠中はわりと、身体の要求に答えていないと辛いことも多く、身体に支配されていると感じます。この本も現在、読書中。

動物的な出産を目指して?!あと数ヶ月、妊婦生活を楽しみたいです。