プレーパークで学んだ子どもの力を伸ばすために親がすべきたった一つのこと
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先週末、子どもたちと一緒にプレーパークに行ってきました。
プレーパークとは
冒険遊び場ともよばれ、従来の公園のように遊具があるわけではなく、子どもの創造、遊びの力を引き出すことができるように考えられた公園です。ロープを使った遊びや、コマ回し、木の実を使った遊びなど、大人も一緒になって楽しめるものがたくさんあり、わたしたちはお弁当をもって半日かけて行くこともあります。
主役は誰?
その日はちょうどイベントで「べっこう飴作り」「直火でパン焼き」「丸太を切ってブローチを作ろう」などの遊びが用意されていました。
長女が丸太のブローチ作りに並んでいたときのこと。前に並んでいた子どもはまだ4、5歳でなかなか上手く丸太が切れません。見かねたお母さんは子どもに「こうするのよ!」と言って一緒に丸太を切り始めました。
プレリーダとよばれる遊びを見守る係の方が「周りは気にしないでゆっくりでいいのよ」と声をかけても「いえっ、迷惑になるので。」と子どものペースはお構いなし。主役のはずの子どもは少し置き去りにされているように見えました。
見守って見えてきたこと
続いて長女の番になりました。何も言わずに見ていると、初めてのノコギリに最初は少し戸惑っていましたが、だんだんコツが掴めてきた様子。終わった後に聞いてみると、本人なりに色々考えて切っていたことを教えてくれました。
わたしも前のお母さんを見ていなかったら、きっと「もっとこうした方がいいよ」と声を掛けていたに違いありません。結果を求めているわけではないけれど、大人はどうしても先回りして手を出してしまいがち。「こうした方が、効率がいい、早くできる」と今までの経験で知っているから、つい教えたくなってしまうのです。
でも、ゆっくりゆっくりその子自身のペースですることで、自ら様々なことに気づくこともできるし、失敗も一つの経験として残るはず。子どもは見える結果ではなく過程をとても楽しんでいます。私たち大人でも、やる前からあれこれ言われたらやる気をなくしてしまいますよね。出会うもの全てが新鮮な子どもたちが力を伸ばしていくために、わたしたち大人ができることはただ「黙って、信じてる、見守ること」なのだと、改めて教えられた出来事でした。