【書評】ミニマリストの先にあるもの。「ミニマリストという生き方」を読んで思ったこと
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片付けブームの先駆けとなる著作『「捨てる」技術!』の著書辰巳渚さんの「ミニマリストという生き方」という本を読みました。ミニマリストになりきれないわたしですが、ミニマリストの先には何があるのか、ミニマリストの方々のブログを読みがならいつも気になっていました。この本はそれについて考えるヒントを与えてくれるものでした。
ミニマリストになったらどうなるのか
ミニマリストになるためには、モノを捨てる、減らす、断捨離、服の制服化などなどたくさんの方法があります。そのとき「ミニマリストになる」はある意味目的になっています。わたしもミニマリストを目指して今、たくさんのモノと向き合い、手放している途中です。
でも、この先モノを捨て、捨てる過程や断捨離の結果をブログで公開し、ミニマリストになったと感じたら、その先には何があるのか。実はとっても気になっていました。先日、ブロガーでミニマリストの青野すみれさんに会いにいった理由も、実際にお会いすることで何か感じられたら、という思いがあったからです。
ミニマリストの先にあるものとは
ミニマリストを卒業し、ミニマリストが目指した生き方をする人になる。どの島を目指すかは大きな違いではない。
だからミニマリストは卒業が予定されている存在である。だから、宣言するのだ。宣言をし、ミニマリストをやり、モノを減らし自分の大事なものを見つけたあとに、人生に向かってチャレンジを始めるための卒業をする。
ミニマリストの方々のブログを読みながら感じていた、「この方たちはミニマリストというカテゴリにいるけれど、向かっている先はみんな違うような気がする。」というわたしの思いは、著者の言う、ミニマリストを卒業し人生に向かってチャレンジを始める、ということなんだろうと思いました。
ミニマリストになるということはあくまで手段であり、目的ではないこと。ブログや書籍ではそこがゴールのように見えてしまうけれど、たぶん見る先はそれぞれ違うということでとても納得がいきました。
実際すみれさんにお会いして、ミニマリストであることは当たり前、本人はその先を見ているような印象を受けました。
どんな人に向いている本か
・ミニマリストブームは片付けブームとは何が違うかを知りたい人
・ミニマリストの先には何があるのかを知りたい人
・ミニマリストブロガー、おふみさん、みどりさん、肘さんのことを知りたい人
はこの本を手に取ってみたらヒントが得られると思います。逆に読んだら片付けがしたくなる!という本ではないので、そちらを求めている方にはあまりおすすめしません。