今日も子どもに怒ってしまった。そんなときわたしが手に取る1冊の本。
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こんにちは。わたしのブログにはよく子どものことが出てくるので、毎日子どもと上手く過ごしていると思われている方も多いのでしょうか?
しかし現実は、残念ながらそんなこともなく、ふと自分の余裕がなくなってイライラしてしまうこともしばしば。昨日も、車道の白線をスタートラインにして「よ〜いスタート!」をしたいという次女(そんなことどこで覚えたんだろう?)をうまくなだめることが出来ずにイライラ。楽しいはずの散歩もちょっと気まずい雰囲気に。
あ〜あ、今日もやってしまったなぁ、そんな風に振り返る日もよくあるのです。今日はそんなときにちょっと読み返したくなる、わたしの手元に置いてある本を紹介します。
藤田ゆみさんと「くらすこと」
4児の母として、はたらくお母さんとして素敵な活動をされている藤田ゆみさん。 最初に藤田ゆみさんを知ったのは「くらすこと」というサイトでした。センスの良い雑貨や器、子どものものや、おいしいもの。オンラインショップにはわたしの心をくすぐるものがたくさん揃っていました。
また、サイト内のコラムも充実していて、なかしましほさんのインタビューやアーユルヴェーダ、冷え取りなど、オーガニックなことに関心がある人には気になる話題がたくさん。このサイトを見つけた当時は毎日のようにチェックしていました。
子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本
家の近くのカフェに本屋が併設されていて、ふと手に取った本。それが「子どもと一緒にスローに暮らすお母さんの本」でした。装丁がかわいくて、大事に家に持って帰り、時間のあるときに少しずつ読みました。文字も少なく簡単に読めてしまうので、逆にもったいなくて「今日5ページだけ」と制限しながら読んだ覚えがあります。
この本は、育児の専門家でも先生でもない、4人の子どもを育てているゆみさんが、子どもとの暮らしの中で感じたこと、気づいたことを少しずつ書きとめたものです。「子どもはこうあるべき」でもなく「お母さんはもっとがんばれ」でもなく、目の前の子どもを見つめて、自分たちらしくあることを、そっと応援してくれるような本だと思います。
「ありのままの自分を、認めましょう」
この本は読む度に気になるところが違います。今のわたしにすっと入ってきたところを少し紹介したいと思います。
子どもが心を向けてほしいとわたしに訴えかけているのに疲れていて、きちんと向かうことができなかった。
そういうことは、毎日の忙しい生活の中でたびたびあります。
いつでもそうありたいけれど、できなかったこと。もっと見てあげればよかった、なんでできないんだろうと気にやんだり、後悔したり、罪の意識を感じたりするかもしれません。
上記のようなこと。本当によくあります。「ねえねえ、見てみて!」と目を輝かせてくる子どもに対して「ちょっと待ってね。あとでね。」といって心を向けてあげられなかったこと。一度や二度ではありません。そして後から後悔。心と身体が緩んだお風呂や布団の中で、そっと謝ることもよくあります。
できない自分も認める。そしてそんなありのままのまるごとの自分で、子どもと一緒の時間を生きていく。
子どもたちは許すのがとっても上手です。そんなやさしい子どもたちに許してもらって、まずはがんばっている自分を認めてあげましょう。
そうして自分を認められるからこそ、きっと子どものそのままを、認めてあげることができるんだと思うんです。
本当に、子どもは簡単に許してくれます。その許しに甘えてはいけないと思うけれど、その優しさに甘えながら、一緒に親として大きくさせてもらっているなあと感じます。
「お母さん」と「わたし」をどう生きるのか
子どもが自分の足で歩みを進めていくまで、あなたの一番の仕事は「お母さんである」ということです。けれど、子どもを見ながら行きつ戻りつつも、あきらめずに自分の喜びを求め続けた後ろ姿を、子どもは見ています。お母さんであるという仕事と、自分の喜びに繋がる仕事。その、どちらかをないがしろにするのではなく、そのどちらも大事にする生き方を。
今のわたしのテーマです。どこでバランスをとるのか。子育て一筋では疲れてしまう。わたしの好きなこともしていきたい。だけど子どもとのことは大事にしたい。そのバランスをいま探っている。毎日毎日変わっていくこどもと自分を見つめて、確認しながら。そんな毎日です。